【Q&A トロンボーン】タンギングがうまくできません。
【質問】
タンギングがうまくできません。
タンギングをしても「プッ」という綺麗な音がでません。「ぴちゃっ」など変わった音になります。どうすれば綺麗にタンギングができるようになりますか。
【回答】
口だけで「Ta (またはTu)」を言い、舌の動きを確認しましょう。
まずは、楽器を持たず口だけで「Ta (またはTu)」と言ってみてください。 発音する時に舌が動いているのがわかりますね。何回か繰り返しながら舌の動きを観察してみましょう。
舌が歯の(裏側の)付け根の辺りにぴたっとくっつき、離れると同時に「Ta (Tu)」と発音されているのがわかりますか?この動きがタンギングです。
タンギングをする時には決して舌(舌の付け根)やアゴ、首周りに力を入れないこと。 力むと動きが悪くなり、上手く発音できなくなります。
どんな音量の時でも「舌が触れて・離れる」という一連の動きを必要最低限の力で行えるようにしましょう。 こちらの動画も参考にしてください。初級 vol.14「タンキング練習法」
そして「音は息の力で作るもの」ということを忘れないでください。 息はたっぷり使い、まっすぐに音(息)を出す。 こちらの動画も参考にしてください。 初級 vol.1「音のコントロールに大事な “息と音の関係”」
色々試して見ながら「息」と「舌の使い方」を、もう一度じっくり研究してみてくださいね♪
アドバイス担当:島田直道
1985年生まれ。栃木県出身。
高校からトロンボーンを始め、昭和音楽大学短期大学部 と専門学校 東京ミュージック&メディアアーツ尚美(現:尚美ミュージックカレッジ)を卒業。
現在はアーティストのバックバンド、レコーディング、トロンボーン講師、執筆などで活動。
また、サルサなどラテン音楽の専門家としても研鑽を積み、これまでLA-33 (コロンビア)、Yumuri (キューバ)、HERMANOS YAIPEN(ペルー)、Charanga Habanera (キューバ)、Victor Manuelle (プエルトリコ)、Maykel Blanco y su Salsa Mayor (キューバ) など、ラテン・アーティストの来日公演にてオープニングアクト等出演。Marcelo Villar (ex-Mayimbe)、Juan Carlos “El Lobo de la Salsa” (ex-Adolecentes Orquesta) 、N’Samble 来日公演ではバックバンドも務める。
10人編成サルサバンド ORQUESTA REGULUS (オルケスタ・レグルス) リーダー。