【Q&A サックス】座って構えると時は前で構えても良いのでしょうか。
【質問】
座って構えると時は前で構えても良いのでしょうか。
学校で「座った時は前で構える」と習いましたが、横と前ではどっちが良いでしょうか。
【回答】どちらでも問題ありません。しかしテナーの場合は少し注意が必要です。
前で構えても楽器の構造上、身体の負荷共に問題ありません。
サックス自体はもともと立って吹くことを想定して作られているため、立って吹くことに近い構えの方が息をいれやすいと思います。
息が真っ直ぐ入るようになりますので、音量が少し大きくなったり、モワッとした感じが少し緩和されます。
ただ、音色はそこまで大きく変わらないので、音色を改善する場合は構えより、アンブシュアや息を入れる向き、ブレスの取り方などを直す方が良いでしょう。
前で構えるメリット
ソロなどで立って吹く時にマウスピースを曲げる必要が無くなり、スムーズに立ち座りができます。
アルトの場合:
前に構えるのはマウスピースとネックの向きを変えるだけでできるので、それほど難しくありません。
テナーの場合:
前で構えるためには、マウスピースとネックの向きはもちろんですが、脚の間に楽器を挟む形になり、右手が右太ももに当たってしまいます。
手が脚に当たらないようにするために、右脚を右斜め40°くらい広げると、指遣いに問題は出なくなります。
ただ、女性がテナーサックスで前に構えて座ると、スカートなどの服装によっては問題あったりするので注意が必要です。
しかし、前向きに構えると色々とメリットもあるので、一度試してみると良いと思います。
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アドバイス担当:鈴木 悟
1986年生まれ。東京都出身。
中学よりテナーサックスを始め、中学3年のときに親の仕事の関係で渡米。
マーチングバンド、ビッグバンドジャズ、オーケストラピットを経験。
高校1年で帰国し、サックスを向井志門氏に師事。
国際基督教大学に入学後、早稲田大学のビッグバンドサークルに所属し、山野ビッグバンド・ジャズ・コンテストで優秀賞を獲得。
大学在学中よりプロ活動を開始。
現在は講師として個人レッスンを行いながら作・編曲、および自身のブログ「サックスの奥義、ホンカー」にて、サックス上達のための情報発信を行っている。