【上級 Vol.27 】強制倍音とは?
強制倍音
◯口と息のコントロールによって本来出ない音を演奏するテクニック
◯ブラックトーンとも呼ばれる
◯口や息をコントロールする力を高める効果がある
◯やりすぎると調子を崩すこともあるので注意
やり方
◯スライドは動かさず、口を緩めながら、同時に息のスピードも落としていく
◯出したい音をしっかりと頭の中で鳴らしながら行うこと
◯ポジションは、その音の1オクターヴ上を目安に、自分なりの位置を探すこと
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トロンボーン講座「上級編」今回は強制倍音について
0:00:08.590,0:00:12.200
トロンボーンは各ポジンションごとに出せる音が決まっていますが、
0:00:12.200,0:00:17.359
口と息のコントロールによって本来は出ない音を演奏するテクニックがあります。これを強制倍音といいます
0:00:21.289,0:00:24.589
人によってはブラックトーンと呼んだりもします
0:00:24.589,0:00:31.349
まずはこちらのフレーズを1回目は普通に吹いて、2回目を強制倍音で吹いてみます
0:00:44.990,0:00:49.100
スライドを動かさずに強制倍音で音を変えました
0:00:49.100,0:00:53.920
やり方は非常にシンプルです。出したい音をしっかりと頭の中で鳴らしながらやりましょう
0:00:59.060,0:01:02.420
スライドは動かさず口を緩めながら、同時に息のスピードも落としていきます
0:01:02.420,0:01:05.040
もう1度先ほどのフレーズを吹いてみます
0:01:13.469,0:01:18.200
テナートロンボーンでは低音のEbから下の音を出したい時、この強制倍音を使う必要があります
0:01:21.200,0:01:22.820
本来出ない音なのでポジションはここというふうには言えないのですがそ
0:01:25.490,0:01:31.189
の音の1オクターヴ上のポジションを目安に自分なりの位置を探してみるといいでしょう
0:01:31.189,0:01:35.679
FからスタートしてEよりも低い音を出してみたいと思います
0:02:12.750,0:02:16.700
実際の演奏で使うということはほとんど無いと思いますが
0:02:16.700,0:02:21.860
強制倍音を練習することで前回のペダルトーンと同様に、口や息をコントロールする力を高める助けになるでしょう
0:02:21.860,0:02:26.780
こちらもやり過ぎると調子を崩すことがあるので注意です
0:02:28.660,0:02:31.940
音程をしっかりとイメージしながらやってみましょう
0:02:31.940,0:02:36.170
それではトロンボーン講座「上級編」第2回を終わります
◯入門
1. トロンボーンの歴史と種類
2. 組み立て方・各部の名称を覚えよう
3. 楽器のお手入れをしよう
4. 楽器を正しく構えよう
5. ブレス(息)の基本を知ろう
6. マウスピースで音を出そう
7. 楽器で音を出そう
8. スライドを動かそう①1〜3ポジション
9. スライドを動かそう②4〜7ポジション
10. 音をコントロールしよう
11. タンギングについて知ろう
12. まとめ・音階を吹いてみよう
◯初級
13. 音のコントロールに大事な “息と音の関係”
14. タンキング練習法
15. 音を磨こう♪ “ロングトーン練習法”
16. スライドを動かそう♪スライド移動のタイミング
17. 音域の広げ方
18. 基礎練!全てを活かしてスケール練習
19. はじめてのリップスラー
20. 大事なウォーミングアップ
◯中級
21. 替えポジション
22. ダブル・タンギング
23. トリプル・タンギング
24. ビブラートを学ぼう!
25. 「音量の幅を広げる」音を太く、音圧をあげる方法
◯上級
26. ペダルトーンをやってみよう
27. 強制倍音とは?
28. リップトリルを練習してみよう
29. フラッタータンギングって何?
30. ハイトーンの出し方